kanako abe

kanako
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Conductor /
Composer /
Pianist

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良い音楽家である前に良い人間である。

音楽は手段に他ならない。
音楽が人類にもたらすもの、役割についていつも考え続けている。
「人間の創造性の擁護」と「教育の推進」。その2つを私は大切にしている。

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Biography

プロフィール

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オランダ在住。東京藝術大学音楽学部作曲科を経て、パリ国立高等音楽院にて作曲に関連する6つの課程とともに日本人として初めて同音楽院指揮科で学び、フォンティス総合芸術大学大学院指揮科(オランダ)にて修士号を取得。

これまでに作曲を永冨正之、管弦楽法をマルク=アンドレ・ダルバヴィ、楽曲分析をミカエル・レヴィナス、ピアノと伴奏法をジャン・ケルネル、指揮をジョルト・ナジ、ヤーノシュ・フュルスト、ファビオ・ルイージ、エティエンヌ・シーベンスなどに師事。

パリ国立高等音楽院在学中より、ヨーロッパを活動の拠点に、指揮者、ピアニスト、作曲家として多方面で活躍する。

音楽活動

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2005年にパリ管弦楽団やアンサンブル・アンテルコンタンポラン等のメンバーからなる現代音楽アンサンブル「ミュルチラテラル」を創設、2014年まで音楽監督を務める。また、その間にチューリッヒ歌劇場やモンペリエ国立歌劇場でファビオ・ルイージ、エンリケ・マッツォーラ、ロレンス・フォスター等のアシスタントを務め、イル・ド・フランス国立管弦楽団、モンペリエ国立管弦楽団、ロレーヌ国立管弦楽団、ルーマニア放送交響楽団、ジュネーヴ室内管弦楽団などに客演している。

現在は、2022年よりドーム交響楽団(フランス)音楽監督、新設アンサンブル「アンサンブル・オロチ」の創設者音楽術監督、2015年より現代音楽アンサンブル「Tokyo Ensemnable Factory」、2019年より和楽器と西洋楽器をコラボレートした「アンサンブル室町」のミュージック・パートナーを務める。

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日本では2014年より指揮活動を開始し、これまでに東京フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック、大阪交響楽団、広島交響楽団、群馬交響楽団などと共演している。

2019年6月には東京オペラシティ文化財団主催「武満徹作曲賞」本選演奏会の指揮者に抜擢され、2021年5月に2度目の登場を果たした。今後のスケジュールでは、2023年2月に大阪フィルハーモニー交響楽団へのデビュー、2023年9月に新日本フィルハーモニー交響楽団・定期演奏会、2024年2月に藤原歌劇団など日本での演奏会が予定されている。

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2022年7月にはブシュラ・エル=トゥルクの新作オペラ「Woman at Point Zero」の指揮の世界初演にてエクサン・プロヴァンス音楽祭に初登場。同プロダクションにて、小澤征爾氏の登場以来50年ぶりにロイヤル・オペラハウスに日本人指揮者として2人目となる同オペラハウスデビューを行う。

2023/24年のシーズンは、ヨーロッパでは、カーン管弦楽団(4年ぶり)、ヌーブル・アキテーヌ管弦楽団(デビュー)、アルバニア国立歌劇場管弦楽団(デビュー)そして音楽監督を務めるドーム交響楽団とサンサンブル・オロチに登場する予定である。

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レパートリーは古典から現代音楽まで全てをカバーしているが、特に同時代音楽を積極的に取り上げており、これまでにIRCAMとの提携、ラジオ・フランスへの録音をはじめ、ストラスブール音楽祭、ヴェネツィア国際現代音楽祭などで170曲以上の世界初演の指揮を手がける一方、自身も作曲家としてのキャリアを歩み続けている。

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音楽メディアでは、これまでに「レジス・カンポ Pop-Art」(æon)をはじめ、ヴォデニチャロフの室内オペラ「雪女」(Gega New)など10枚のCDを海外でリリースしている。また、ラジオ・フランスへのレコーディングも定期的に行っており、2012年に指揮者として参加したセバスチャン・リヴァスのラジオオペラ「幻覚の夜」はイタリア放送協会主催の国際番組コンクールで最高賞であるイタリア賞を受賞した。

日本国内では、2021年に佐藤聰明作品集《水を掬えば月は手に在り》他(ALM RECORDS)、鈴木純明作品集「ラ・ロマネスカ」(フォンテック)が相次いでリリースされた。

( 2022年11月 )